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〜 651系 〜

交通システム工学科3年

1. 651系の概要

 651系とは、平成元年3月に常磐線の特急「スーパーひたち」として走り始めた車両である。在来線で初めて最高速度130km/h運転を行い、到達時間を大幅に短縮させた。登場当初は車体に純白のカラーリングが施されており、「タキシードボディ」と呼ばれていた。各席に読書灯が備わっており、グリーン車では2+1列配置が採用された。2次車からはグリーン車に衛星放送の液晶テレビが装備された。主に「スーパーひたち」で活躍していた651系をリニューアル改造し、現在は特急「草津・あかぎ・スワローあかぎ」として使用されている。651系は交直流電車であるが、現在は直流電化区間のみを走行している。車体には、新たにオレンジ色のラインを客室窓の下に塗装し、外観上の特徴としている。
651系

写真1 651系
651系普通車

写真2 651系普通車
651系グリーン車

写真3 651系グリーン車


2. 特急「草津・あかぎ・スワローあかぎ」の概要

 特急「草津」は東京都台東区の上野駅と群馬県吾妻郡嬬恋村の万座・鹿沢口駅との間をJR高崎線・上越線・吾妻線を経由で結ぶ特急列車である。
 特急「あかぎ・スワローあかぎ」は、同じく東京都台東区の上野駅と群馬県前橋市の前橋駅を結ぶ特急列車である。上野駅発のほか、新宿駅発も設定されており、後者の車両は185系を使用している。「あかぎ」には自由席車両が連結されているが、「スワローあかぎ」には自由席がないため、乗車には指定席特急券や座席未指定券、えきねっとチケットレスサービスのいずれかが必要となる。また、「スワローあかぎ」は平日のみの運転である。


3. 特急「草津・あかぎ・スワローあかぎ」の停車駅

「草津」
上野―赤羽―浦和―大宮―熊谷―深谷―本庄―高崎―新前橋―渋川―中之条―群馬原町―川原湯温泉―長野原草津口―万座・鹿沢口
※31・32号は群馬原町通過

「あかぎ」
上野―赤羽―浦和―大宮―上尾―桶川―熊谷―深谷―本庄―高崎―新前橋―前橋
※10号は新前橋発、4号は高崎発、5号は高崎止まり

「スワローあかぎ1号・3号・7号」
上野―赤羽―浦和―大宮―上尾―桶川―北本―鴻巣―熊谷―深谷―本庄

「スワローあかぎ5号・9号・11号・15号・17号・4号」
上野―赤羽―浦和―大宮―上尾―桶川―熊谷―深谷―本庄―新町―高崎―新前橋―前橋
※5号・11号・17号は高崎止まり、4号は高崎発

「スワローあかぎ13号・2号(185系)」
新宿―池袋―大宮―上尾―桶川―熊谷―深谷―本庄―高崎―新前橋―前橋


4. 列車編成

特急「草津」
普通車自由席:1号車・2号車
普通車指定席:3号車・5号車・6号車・7号車
グリーン車指定席:4号車

特急「あかぎ」
普通車自由席:1号車・2号車・5号車・6号車・7号車
普通車指定席3号車:
グリーン車指定席4号車

特急「スワローあかぎ」
普通車指定席:1号車・2号車・3号車・5号車・6号車・7号車
グリーン車指定席:4号車


参考文献
  • 交通新聞社:「651系特急形電車」、http://www.toretabi.jp/history/vol19/01.html、2015年8月参照
  • えきから時刻表:「えきから時刻表」、http://www.ekikara.jp/、2015年8月参照
  • JR東日本:「あかぎ・草津(185系・651系)」、https://www.jreast.co.jp/train/express/akagi_kusatsu.html、2015年8月参照


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